2011年8月26日金曜日

福島県の田んぼ

先日、東北新幹線に乗って福島県郡山市に行きました。

初めて乗る東北新幹線のMAX。ホームで見ると妖怪の「ぬりかべ」みたいだ。かなり平面で背が高く四角ぽい。

自由席で乗ったので、人の流れに任せてホームから車両の中に入る。すると2階建てのMAXの1階のフロア?に入ってしまった。今から2階に上がっても席が空いてないといけないので、そのまま1階の席に座ることにした。

席に座ってみると、ちょうど窓枠の下側がフォームの高さと同じ。この高さはフォームに居る人たちを下から見上げる、少し押し込まれた空間を感じてしまう。今から2階に上がろうかと思っているとMAXは走り始めた。

さすが新幹線だと思う走りだ。音も静かにスーッと走り出し、小粋なレールの継ぎ目の音を立てて走る。実際に出しているスピードの割には揺れない車両。けっして一畑電鉄と比較はしてはいけない。

そして、しばらく乗っていて気がついた。外の景色が見えない。新幹線は高架を走るが、窓が高架の壁と同じ高さなのだ。見上げれば空は見えるが、景色や建物を見る楽しみがないのだ。一番の見晴らしのいいのがフォームに着いた時なのだ。これには閉口してしまった。

ある駅に着いた時、多くの人が降りた。そこで私は2階に上がってみることにした。上がると2階の席はすっかり空いていた。私は東側の席に座った。この方向は海がある。そして福島原発のある方向だ。実際、海まで距離があり過ぎて見ることはできなかったが、一面に田んぼが広がっていた。

こんなに広い田んぼは鷺や白鳥はきっと喜ぶだろうと思った。空から見ていて、どこに降りたら良いか迷うぐらいの広さだ。松江や米子では広がった田んぼは少ない。ここしかないかと諦めて降りている感じがあるからだ。

この広い田んぼを見ていると何だか涙が出てきた。多くの生きものが田んぼには住んでいる。もっと福島原発に近い田んぼには放射性物質があるかも知れない。人からは見えない小さな生きもの、鷺などの大きな野鳥など、人を含めて限りのないほどの生きものが危険に曝されている。誰がこんなことを望んだんだろう。

東北新幹線MAXから撮影


撮影:iPhone4

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