2013年11月24日日曜日

やっとCanon EOS6Dレビュー

今年の6月、カメラをCanon EOS7DからCanon EOS6Dに変えた。できればEOS7Dを手元に残してEOS6Dを購入したかったが、EOS7Dを下取りにしてEOS6Dの購入資金に少しでも充てたかったから諦めた。また2台は贅沢だとも思った。

寝床に帰るよ!

私にとってCanon EOS6Dは初めてのフルサイズセンサー。センサーのサイズがほぼフィルム(銀塩)と同じ。今までのデジタルカメラはフィルムよりも小さなセンサーだったので、レンズの焦点距離が1.6倍の望遠側になっていた。

Canon EOS6DにEF50mmF1.4USMを付けてファインダーを覗くと実に懐かしい見え方だ。やっとフィルム時代に戻った。他のレンズも付けてみる。EF28mmF1.8USM、そうそうこんな視野だった、スナップが楽しそう。EF85mmF1.2USM、やはりポートレートレンズ。まさに文句がない、素晴らしい。EF300mmF2.8USM、開放では周辺光量が低下しているが今でもピカイチだ。Lレンズの良さが分かる。

しかし、前に使っていたEOS7Dと比べてEOS6Dは劣るところがある。最高シャッタースピード、連射枚数と連射スピード、オートフォーカスなど。これはカタログスペックで数値として購入前から分かっていた部分。メーカーの狙いもEOS7Dはスポーツ、野鳥の動く物や寄れないモノ向けで、EOS6Dは軽量フルサイズで風景やスナップ向けだろう。

それでもフルサイズが欲しかった私はフルサイズセンサーに目を瞑った。もっとお金を出せばEOS5DMarkなんちゃらがあって、その違いは埋まったのだろうけれど、私はそこまでカメラ本体にお金は出せない。承知の上での購入だ。

だってEOS7Dの前はEOS50Dで撮影していたし、それと同等かそれ以上のスペックがEOS6Dにはあるから、何とかなるだろうと思い込むことにしたから。

さて、今までと同じようにカメラとレンズを持って野鳥撮影に出かけた。撮影場所に着いて野鳥を撮る前に、その景色を撮ったりするのだが、それが今までよりも楽しく撮れる。「今までは何だったんだろうと、は〜っとため息までがでる」フルサイズセンサーの良さだ。

いざ望遠レンズをつけて野鳥に向けると、思っていた以上に小さく写る。小鳥たちはトリミングでカバーできるだろうかと心配になる。野鳥が動き始めて連射をすると、分かっていたとはいえ連射スピードと一度に撮れる枚数が少ない。私のEOS7Dで慣れた感性に、新しいEOS6Dはついてこないのだ。そしてオートフォーカスも遅い。改めてEOS7Dはあの価格ではモンスターだったと思い知らされる。

また軽いカメラとフルサイズセンサーということもあり手ぶれが気になり始めた(手ぶれ防止レンズは一本も持っていない)。フルサイズセンサーはよりシビアなのだ。この感じはフィルム(銀塩)の時代と同じだ。フルサイズセンサーはAPC-SともiPhoneのセンサーとも違うのだ。ただEOS7Dよりもセンサー感度を上げることができるが、そこは手ぶれを押さえるためとの相殺になりそうだ。

う〜ん、どう考えても野鳥撮影ではEOS7Dの方が優位性がある。これは困った。まあ、腕を上げるように頑張ればいいことなのだが、EOS7Dを下取りに出してしまったことに後悔しそう。でも今まで以上に野鳥をポートレートするに徹すれば楽しみが増だろうから、新たな世界を深めたいところ。

そしてスマートフォンに転送できる機能は、撮影場所からFacebook等にアップできるので便利だ。でもGPSはバッテリーを使いすぎるので控えたい。

せっかくカメラが変わって視野が変わったので、もっと背景処理に注力をしたいところだ。

撮影:Canon EOS 6D EF300mm F2.8L USM

2 件のコメント:

  1. Matsubara2013年12月4日 16:10

    おいら1Dから1DMarkⅢに変えた。画素数は、多くなったが色は1Dの方が良かったように思う。失敗したように思う

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  2. 1Dも1DMarkIIIも使ったことないから分からんが、RAWで撮影してパソコンでJpegに現像するとどうだろうか?

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